1年が今まで感じたことない早さだった気がする。
今現在の恋人であるコダマくんと付き合って1年が経った。
もう1年、…まだ1年?よくわかんない。
体感的には短い気がするけど、色んなことがあったと実感する。初めて行く場所は数えきれないし、彼を通して初めての色んな人と仲良くなったのもそうで、自分の両親に恋人を紹介するのも初めてなら、相手の実家まで挨拶にいったのも初めてだよ。
やっぱり、1年は短いようで濃い。

今日は散歩がてら街をふらふらしていて、フランス雑貨の可愛いお店を見てたら、「1年の感謝のしるし」と、華奢で可愛らしいネックレスを横から買ってくれた。
まったくもって、わたしよりよっぽど乙女らしく気が利くひと。
もともと同い年だし友達の中でもすごく気の合う奴だと思ってたけど、まさか後にこういう風になるなんて思ってなかった。それもこんな、すごく自然な感じで。
当時のわたしは本当にささくれてやさぐれた気分で、ずいぶん狭い世界に自分から閉じこもってたように思う。
それでもコダマはびっくりするほど自然にわたしの日常とか思考の隙間に溶け込んできて、当たり前の顔で連れ出してくれて、当たり前の顔してお互い好きになった。
一緒にいると中2男子同士の昼休みノリで大笑いばっかりしてるし、恋人同士の甘い気持ちもちゃんとくれる。共通の友人たち皆にも驚かれるぐらい仲がいい。自分達でも笑っちゃうぐらいだし…

わたしはちょっとひねくれてることもあって、色んなことを諦めたり捻じ曲げたりしがちだったけど、彼の人懐っこさとか素直さとか、頭がいいのに思いっきりバカできる天真爛漫なところに、本当に救われているんです。

ここ1年間で、毎日好きとか可愛いとか言われるのも結構いいな…!と初めて知ることができたので(最初は戸惑いすぎてどうしようかと思った)この先もずっと……とは欲張らずともマメに言ってもらえるように、言わせるように。慢心せず、相手の好意に胡坐をかかずがんばらなきゃとかこっそり思っています。
今日も平和です。